Japanese
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紹介
誰でもできる車いすのキャスターアップ―ステップアップ練習法の紹介
The method of learning wheelie of wheelchair.
梅田 匡純
1
Masazumi Umeda
1
1京丹後市立弥栄病院
1Kyotango City Yasaka Hospital
キーワード:
車いす
,
キャスターアップ
,
練習法
,
脊髄損傷
Keyword:
車いす
,
キャスターアップ
,
練習法
,
脊髄損傷
pp.1491-1497
発行日 2007年12月10日
Published Date 2007/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552101142
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はじめに
脊髄損傷などにより対麻痺になられた方(脊損者)にとって車いすは,言うまでもなく両側の脚であり,車いす動作能力が脊損者のQOL(quality of life)に大きな影響を与えることは周知の事実である.
そのなかでも屋外の車いす移動については,療法士養成校での体験学習などで経験した方も多いと思うが,バリアフリー化やユニバーサルデザイン化が進んだ現在でも,車いすによる外出が苦痛なものになっているのが現状ではないだろうか.車いすのキャスターアップ能力はその問題を大きく左右する重要な要因であるが,当院に毎年実習で訪れる理学療法学科の学生も習得している者は少なく,指導方法もわからないのが現状である.
そこで,筆者が以前より行っている練習方法とその実施例を簡単に紹介する.脊損者のQOL向上の支援になれば幸いである.
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