Japanese
English
短報
頸髄損傷による四肢麻痺者の体組成と耐糖能の関連
Association between body composition and glucose intolerance in patients with quadriplegics.
加藤 順一
1
,
前田 慶明
2
,
町田 勝広
2
,
村上 雅仁
2
,
平山 昌男
2
,
早川 みち子
1
,
石原 健造
1
Junichi Katoh
1
,
Michiko Hayakawa
2
,
Kenzou Ishihara
2
,
Noriaki Maeda
2
,
Katsuhiro Machida
2
,
Masahito Murakami
1
,
Masao Hirayama
1
1兵庫県立総合リハビリテーションセンターリハビリテーション中央病院内科
2兵庫県立総合リハビリテーションセンターリハビリテーション中央病院理学療法科
1Department of Internal Medicine, Hyogo REhabilitation Center Hospital
2Department of Physical Therapy, Hyogo Rehabilitation Center Hospital
キーワード:
四肢麻痺
,
体組成
,
耐糖能障害
,
インスリン感受性
Keyword:
四肢麻痺
,
体組成
,
耐糖能障害
,
インスリン感受性
pp.375-377
発行日 2003年4月10日
Published Date 2003/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552100836
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はじめに
頸髄損傷(頸損)者では,四肢麻痺による運動機能障害や自律神経障害を伴うことはよく知られている.頸損者の日常生活における移動手段は車椅子であり,身体活動量の低下が指摘されている1).また脊髄損傷による対麻痺者では,障害の内容を反映した形態的変化と体組成に偏りがみられ2),耐糖能障害を認めることが報告されている3-4).
本研究では,頸損による四肢麻痺者の体脂肪および除脂肪体重を定量化し,その分布パターンの特徴を調べるとともに,経口糖負荷試験を用いて耐糖能およびインスリン感受性と体格との関連について検討した.
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