特集 老年栄養―高齢者の低栄養,フレイル,サルコペニア
栄養状態の評価UPDATE
栄養アセスメントと体組成評価
中山 真美
1,2
1兵庫医科大学 地域総合医療学講座
2ささやま医療センター 総合診療科
キーワード:
体組成
,
低栄養
,
サルコペニア
,
カヘキシア
Keyword:
体組成
,
低栄養
,
サルコペニア
,
カヘキシア
pp.189-191
発行日 2022年8月1日
Published Date 2022/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika130_189
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
Summary
▪高齢期における臨床上の問題として,骨量と筋肉量の低下があげられ,高齢者の筋肉を評価する際には,筋肉量とともに質を評価することが重要である.
▪体組成の評価法として,身体計測法,DXA法,BIA法,CT,超音波測定などが使用されている.
▪低栄養診断の世界基準であるthe global leadership initiative on malnutrition(GLIM)基準 における現症項目には,体重減少,BMI 低値に加え筋肉量減少が入っており,栄養アセスメントにおいて体組成評価は必須である.
▪サルコペニアおよびカヘキシアの診断においても体組成が重要である.
© Nankodo Co., Ltd., 2022