Japanese
English
特集 骨折―最近の話題
人工材料を用いた骨折治療
Implants and biomaterials in fracture treatment.
日高 典昭
1
Noriaki Hidaka
1
1大阪市立総合医療センター整形外科
1Department of Orthopaedic Surgery, Osaka City General Hospital
キーワード:
骨接合
,
生体活性
,
低侵襲手術
Keyword:
骨接合
,
生体活性
,
低侵襲手術
pp.935-939
発行日 2004年10月10日
Published Date 2004/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552100644
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はじめに
骨折治療の基本は保存的治療であるが,保存的治療では良好な整復位が保てない場合や早期に運動練習を開始したい場合などでは外科的治療が選択される.本稿では,骨折の外科的治療に用いられている人工材料についての最近の話題を中心に解説する.
骨折治療に対する人工材料の応用
骨折の外科的治療に人工材料を使う目的には,①骨折部の内固定材料として用いる,②骨欠損部の補填材料として用いる,③骨・関節の一部もしくは全部を置換する,などがあげられる.それぞれの使用法ごとに人工材料に対する概念,使用する人工材料の材質や形状は全く異なるため,項目ごとに述べる.
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