Japanese
English
実践講座 疾患特有の評価法・4
関節リウマチ
Rheumatoid arthritis.
江口 勝美
1
,
折口 智樹
2
Katsumi Eguchi
1
,
Tomoki Origuchi
2
1長崎大学大学院医歯薬学総合研究科医療科学専攻展開医療科学講座
2長崎大学大学院医歯薬学総合研究科保健学専攻理学・作業療法学講座
1First Department of Internal Medicine, Unit of Translational Medicine, Graduate School of Biomedical Sciences, Nagasaki University
2Department of Physical Therapy, Nagasaki University School of Health Science
キーワード:
ACRコアセット
,
DAS28
,
HAQ
Keyword:
ACRコアセット
,
DAS28
,
HAQ
pp.365-371
発行日 2007年4月10日
Published Date 2007/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552100510
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はじめに
関節リウマチ(RA)は,関節を病態の主座とする全身性炎症性疾患で,進行すると関節の変形拘縮をきたし,機能障害をきたす.原因については,遺伝性素因,ウイルス感染などさまざまな要因が検討されているが,不明である.従来の治療法では,疾患活動性を抑制することによって,関節の破壊の進展を遅らせることが治療の目標であった.しかしながら,最近のインフリキシマブやエタネルセプトなどの生物学的製剤による抗TNFα療法の登場によって,関節破壊の進行阻止,さらには関節病変が修復される症例も現れ,治療の目標はRAの寛解,治癒へと変わりつつある.近年,ACR(アメリカリウマチ学会;American Collage of Rheumatology)コアセット,DAS(disease activity score)28など,このような治療法に適した評価方法が考案されている.
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