Japanese
English
実践講座 知っておきたい薬の知識・4
呼吸器系の薬剤
Medical treatment of respiratory system.
関 聰介
1
,
平岡 崇
1
,
石井 雅之
1
,
椿原 彰夫
1
Sousuke Seki
1
,
Takashi Hiraoka
1
,
Masayuki Ishii
1
,
Akio Tsubahara
1
1川崎医科大学リハビリテーション医学教室
1Department of Rehabilitation Medicine, Kawasaki Medical School
キーワード:
呼吸器疾患
,
作用機序
,
副作用
Keyword:
呼吸器疾患
,
作用機序
,
副作用
pp.873-881
発行日 2006年9月10日
Published Date 2006/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552100377
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はじめに
呼吸は,生命維持のために人体にとって必須の機能である.呼吸に関する器官が障害されればガス交換能が低下し,少しの運動でも息切れを起こし,QOL(quality of life)の低下をきたす.リハビリテーション科の患者も例外でなく,呼吸器疾患に罹患している場合も少なくない.リハビリテーションを円滑に進めるには,疾患に対する薬物療法が重要な位置を占めることは言うまでもない.近年,呼吸器疾患のエビデンスが徐々に明らかとなり,疾患に対する考え方や治療法も進歩している.
本稿では呼吸器系薬剤,なかでも鎮咳・去痰剤,気管支拡張剤,気管支喘息治療薬について解説する.(なお,本文中の薬剤用量は成人量とする.)
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