特集 それってほんとにITP?
Ⅲ.ITPに対する薬の使い方
コルチコステロイド
東川 正宗
1
1鈴鹿医療科学大学保健衛生学部救急救命学科
キーワード:
小児免疫性血小板減少症(ITP)
,
治療
,
コルチコステロイド(副腎皮質ステロイド)
,
作用機序
,
副作用
Keyword:
小児免疫性血小板減少症(ITP)
,
治療
,
コルチコステロイド(副腎皮質ステロイド)
,
作用機序
,
副作用
pp.577-581
発行日 2024年5月1日
Published Date 2024/5/1
DOI https://doi.org/10.34433/pp.0000001020
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SUMMARY
▷小児免疫性血小板減少症(ITP)の治療において,コルチコステロイド(CS)はファーストライン治療薬であり免疫系細胞を広く抑制することで治療効果を得る.
▷治療薬はプレドニゾロン(PSL)2mg/kg/日分3,5~7日間の投与とし,血小板数が3~5万/μLとなれば速やかに減量中止する.
▷PSLの治療効果判定は7日目に可能である.
▷作用機序,副作用の種類や出現時期を理解し常に患者にとっての利益とリスクのバランスを考え同意のうえ使用することが重要である.
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