スコープ
「特別支援教育」は学校教育全体の改革に繋がるか
渡部 昭男
1
1鳥取大学地域学部(地域教育学科)
pp.605-608
発行日 2006年6月10日
Published Date 2006/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552100329
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はじめに
中央教育審議会(以下,中教審)の「特別支援教育を推進するための制度の在り方について(答申)」(2005年12月8日)(http://www. mext. go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo0/toushin/05120801.htm)を受けて,2006年3月7日に,「学校教育法等の一部を改正する法律案」(http://www. mext. go.jp/b_menu/houan/an/164.htm)が閣議決定されたうえで通常国会に提案された.法案が可決されれば,2007年度より「特殊教育」から「特別支援教育」へと法制が転換する見込みである.こうした最新動向を踏まえながら,「特別支援教育」の意義と課題を展望したい1).
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