一頁講座 リハビリテーション関連用語
ICIDHとICF
佐藤 久夫
1
1日本社会事業大学社会福祉学部
キーワード:
ICIDH
,
ICF
,
障害
,
生活機能
Keyword:
ICIDH
,
ICF
,
障害
,
生活機能
pp.189
発行日 2005年2月10日
Published Date 2005/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552100051
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- 文献概要
世界保健機関(WHO)が1980年に作成した「障害」の分類がICIDH(国際障害分類, International Classification of Impairments, Disabilities, and Handicaps)で,2001年のその改定版がICF(国際生活機能分類, International Classification of Functioning, Disability and Health)である.いずれも障害現象をどうみるかという部分(概念枠組み)と,詳しい分類項目リストの2つの部分からなる.
ICIDHでは,障害を「病気の諸帰結」という視点から図1のように3つの次元(生物,個人,社会)で捉えた.病気やけがに引き続いて手足の麻痺や失明などの機能障害,そのため歩けない,文字が読めないなどの能力障害,引き続いて就職できないなどの社会的不利が生まれるとした.
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