Japanese
English
報告
パーキンソン病とその関連疾患における日本語版Characterizing Freezing of Gait Questionnaireの尺度特性の検討
Examination of measurement properties of the Japanese version of the Characterizing Freezing of Gait Questionnaire in persons with Parkinson's disease and Parkinson-like disease
近藤 夕騎
1
,
望月 久
2
,
滝澤 玲花
1
,
吉田 純一朗
1
,
鈴木 一平
1
,
加藤 太郎
1
,
板東 杏太
1
,
西田 大輔
1,3
,
水野 勝広
1,3
Yuki KONDO
1
,
Hisashi MOCHIZUKI
2
,
Reika TAKIZAWA
1
,
Junichiro YOSHIDA
1
,
Ippei SUZUKI
1
,
Taro KATO
1
,
Kyota BANDO
1
,
Daisuke NISHIDA
1,3
,
Katsuhiro MIZUNO
1,3
1国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター病院身体リハビリテーション部
2文京学院大学保健医療技術学部理学療法学科
3慶應義塾大学医学部リハビリテーション医学教室
キーワード:
パーキンソン病
,
すくみ足
,
質問紙
Keyword:
パーキンソン病
,
すくみ足
,
質問紙
pp.603-609
発行日 2022年5月15日
Published Date 2022/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551202682
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要旨 【目的】日本語版Characterizing Freezing of Gait Questionnaire(C-FOGQ)の尺度特性を検討することで,日本語版C-FOGQが効果判定の指標として有用かを明らかにすることを目的とした.【方法】すくみ足を訴えるパーキンソン病とその関連疾患入院患者40名を対象に,日本語版C-FOGQを2回測定し,信頼性およびすくみ足に関連する項目との相関を検討した.【結果】日本語版C-FOGQは,臨床的に許容できる範囲の再現性はあること,既存のすくみ足の質問紙よりも測定誤差が少ないことを確認できた.一方で,日本語版C-FOGQにおけるSection Ⅱの最小可検変化量の値が大きい結果となった.また,すくみ足に関連する評価項目との有意な相関は認められなかった.【結論】介入効果の主要な判定指標として日本語版C-FOGQを使用する場合,最小可検変化量が高値を示すという尺度特性を考慮したうえで使用しなければならない.
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