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編集後記
横田 一彦
pp.1136
発行日 2019年11月15日
Published Date 2019/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551201728
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スポーツの秋です.本号を読者の皆さまが手にとられる頃には,わが国で開催されているラグビーW杯がいよいよ佳境に入っているでしょう.昭和生まれの私には運動会は当然秋のものですが,最近では春に運動会を行うところが増えてきました.俳句では「運動会」は秋の季語とのことで,時代の変化とともに過去の風習が合わなくなることは多いものです.いずれにしても,人がスポーツに熱中する姿を見ることは読者の皆さまも仕事柄とても励みになることと思います.
さて,今月の特集は「今と将来を見据えた小児整形外科理学療法」です.小児期特有の整形外科疾患については,理学療法養成施設の教育課程で学ぶ機会があると思います.反面,臨床の場面では,小児医療センターのような専門医療機関の充実により,一般的には小児整形外科疾患を診る機会は少ないのが現状ではないでしょうか.一方,そのような子供たちが成人となり,罹患した疾患や障害の影響を受け再び理学療法の対象となることは少なくありません.本特集では,そのような小児整形外科疾患の理学療法について,最近の治療方法の進歩や理学療法の取り組み,想定される将来の問題などについて,造詣の深い先生方にご執筆いただきました.
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