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編集後記
横田 一彦
pp.422
発行日 2019年4月15日
Published Date 2019/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551201529
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また新年度を迎えるこの季節がやってきました.新元号のもと,新しい時代が訪れるような気がしています.今年度から新しい大学制度「専門職大学」が開学予定で,私たち理学療法士養成の新しいかたちとなっていくのかもしれません.国政では参議院議員通常選挙があり,また消費税増税もいよいよ間近となってきます.サッカー女子ワールドカップがフランスで開催され,ラグビーワールドカップは初の自国開催です.東京2020オリンピック・パラリンピック開催に関係する新国立競技場をはじめとする多くの大型施設が竣工完成し,いやが上にも盛り上がりは高まっていくでしょう.わくわくする気持ちと不安な気持ちが入り交じる新年度のスタートです.
本号の特集は「理学療法士がめざす安心と安全」です.理学療法介入の効果を高めるために,個々の理学療法士の研鑽は必要なことですが,同時にその遂行が安心で安全であることが求められます.安全は科学的根拠などにより行う積み上げ作業の成果であり,その安全に対する従事者の取り組み,姿勢に対して対象者,利用者が抱く気持ちである安心を高めることが必要です.本特集ではさまざまな現場での安心と安全について,その考え方や実践について述べていただきました.
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