特集 21世紀の理学療法教育
私たちの取り組み
3.問題解決型学習を主体とした理学療法教育
永崎 孝之
1
,
鹿毛 治子
1
,
二宮 省悟
1
,
木村 徳久
1
,
濱田 輝一
2
Nagasaki Takayuki
1
1国立療養所福岡東病院附属リハビリテーション学院理学療法学科
2国立療養所筑後病院理学診療科
pp.886-888
発行日 2000年12月15日
Published Date 2000/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551105683
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1.はじめに
大綱化および単位制を柱とした新指定規則が施行され,各養成校で自由に科目設定ができるようになった.これにより各校の独自性が打ち出せるようになった反面,教育内容について養成校が重い責任を負ったのも事実といえよう.
今回の指定規則の改正に伴い,当学院では,「学生の問題解決能力をより高め,思考力および判断力を養う」ことを第1目標としてカリキュラム編成を行った.そのなかでも,平成8年度より実施している問題解決型学習を充実させ,そこに教育の主眼を置くことにした.
本稿では,その問題解決型学習について紹介することにしたい.
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