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管理栄養士
原 正俊
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1(社)日本栄養士会
pp.422
発行日 1996年6月15日
Published Date 1996/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551104564
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管理栄養士は,栄養士法(昭22,法245)の昭和37年の改正(以下旧法という)によって誕生し,60年の改正で現行のものとなっている.法における栄養士および管理栄養士の定義は,「第1条・この法律で栄養士とは,栄養士の名称を用いて栄養の指導に従事することを業とする者をいう.②この法律で管理栄養士とは,前項に規定する業務であって複雑又は困難なものを行なう適格性を有する者として登録された栄養士をいう.」となっている.
管理栄養士となるためには,国家試験(旧法では厚生大臣の行う試験)に合格した後,厚生省の管理栄養士名簿に登録することが必要であるが,国家試験の受験資格と受験科目については栄養士養成年限によって,4年制大卒者は速やかに受験できるが,短大・各種学校卒者については,実務期間を加えて満4年となることが不可欠の条件となっており,受験科目については,管理栄養士養成施設卒業者は7科目(旧法では無試験),その他については13科目(旧法では10科目)となっている.
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