消化器手術のための栄養
管理栄養士からみた周術期栄養管理
望月 宏美
1
,
熊谷 厚志
,
井田 智
,
中濱 孝志
,
峯 真司
,
比企 直樹
1がん研究会有明病院 栄養管理部
キーワード:
経腸栄養
,
静脈栄養
,
術後管理
,
消化器腫瘍
,
周術期管理
,
栄養管理
,
栄養士
,
栄養指導
,
専門職の役割
Keyword:
Enteral Nutrition
,
Digestive System Neoplasms
,
Parenteral Nutrition
,
Postoperative Care
,
Professional Role
,
Perioperative Care
,
Nutrition Therapy
,
Nutritionists
pp.821-826
発行日 2016年8月1日
Published Date 2016/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2016292326
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
消化器癌の周術期は栄養障害をきたしやすく,きめ細やかな栄養管理が必要とされる.しかし,外科医は手術や診察で多忙であり,病棟に常駐することは困難である.そのため当院では,管理栄養士をそれぞれ担当の病棟に常駐させ,積極的に栄養管理を行うシステムを導入した.この取り組みは一定の効果が得られているが,周術期の栄養指導の有効性についてのエビデンスはまだとぼしい.そのため,管理栄養士は臨床業務と並行して臨床研究を実践し,患者に有益な栄養指導の方法を構築する必要がある.
©Nankodo Co., Ltd., 2016