Japanese
English
特集 精神障害と理学療法
精神障害を有する脳卒中患者の理学療法
Mental and Psychological Problem in Physical Therapy: Some Notes on Physical Therapy in Stroke Patients with Mental Disorders
髙橋 文夫
1
,
河津 琴美
2
,
星田 和久
1
Fumio TAKAHASHI
1
,
Kotomi KAWAZU
2
,
Kazuhisa HOSHIDA
1
1東京都立松沢病院リハビリテーション科
2東京都立府中病院リハビリテーション科
1Rehabilitation Center, Tokyo Metropolitan Matsuzawa Hospital.
2Rehabilitation Center, Tokyo Metroporitan Fuchu Hospital.
pp.456-461
発行日 1993年7月15日
Published Date 1993/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551103782
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1初めに
精神科医療施設における理学療法の役割は,精神障害に直接働きかけその改善を図ることではなく,合併症としての身体障害に対して治療を行なうことである.したがって,理学療法の対象となる身体障害の種類は,精神障害の無い場合のそれとほとんど変わりは無い.また,理学療法の内容についても基本的には同じだが,対応の仕方や運動療法などの実施に当たりそれなりの工夫が必要とされる.ここでは,まず精神科医療施設である松沢病院における理学療法の対象疾患について,その統計の一部を紹介し,次に精神障害に脳卒中を合併した症例を取り上げて,その特徴や問題を考察する.
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