あんてな
ホームヘルプ・サービス
古瀬 徹
1
1日本社会事業大学社会事業部研究所
pp.552
発行日 1990年8月15日
Published Date 1990/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551103077
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1.在宅サービスの基盤
ホームヘルプ・サービスは,在宅福祉サービスの基盤として最近その役割が注目されている.1962年度から国の制度として予算化され,1963年度から老人福祉法により市町村の事業として「老人家庭奉仕員派遣事業」が位置付けられた.最近では「奉仕」という名称に伴う語弊を避けるためもあり,厚生省では「ホーム・ヘルパー(訪問し介護を行う者)」という表現を使っている.
1989年度のホームヘルパーの国の予算上の定数は,31405人となっている.この数字には,老人を担当するホームヘルパーだけではなく,身体障害者や心身障害児を担当するホームヘルパーも含んでいる.予算上の定数は,常勤換算の数字であるが,1988年度の厚生省報告例によれば,25870人(常勤・非常勤の区分はされていない.)となっている.
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