研究報告
精神障害者の地域での生活を支える―福生市が行なったホームヘルプサービスの取り組みから
松本 昌子
1,2
1前東京都福生市福祉部社会福祉課
2現金沢医科大学看護学部
pp.680-685
発行日 2008年8月15日
Published Date 2008/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688101140
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はじめに
精神障害者のホームヘルプサービスは,2002(平成14)年4月から厚生労働省により市町村を実施主体とする事業として位置づけられた。東京都福生市でもサービスを利用したいという声が寄せられたため,2003(平成15)年10月からサービスを開始し,2006(平成18)年4月に障害者自立支援法施行が施行された後も,それまでと同様にサービスを継続することができた。
福生市は都心から西へ約40kmのところにあり,人口は約6万,精神障害者通院医療費公費負担制度(2006年4月からは自立支援医療費制度)の累計申請数は約650件である。私は2002年4月から2006年9月まで福生市福祉部にて精神保健を担当し,ホームヘルプサービスに携わったので,事業者との連携を中心にその概要を報告する。
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