連載 在宅ケアプランの立て方とケア提供の実際―水口町保健センターの実践から・4
24時間巡回型ヘルプサービスについて
杉本 春子
1
1水口町社会福祉協議会
pp.308-316
発行日 1998年4月15日
Published Date 1998/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688901804
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はじめに
平成5年度に水口町が策定した「老人保健福祉計画」に基づき「“いつでも・どこでも・だれでも”安心して暮らせる水口町」「ぬくもりのある福祉のまちづくり」をめざして,現在も保健・福祉・医療の関係者が創意工夫をこらしているところです.
“いつでも・どこでも・だれでも”という三語を言うのは簡単ですが,“いつでも”とは朝・昼・夜・深夜,春夏秋冬1年中,“どこでも”とは在宅も施設も,“だれでも”とは男も女も障害者も痴呆の人も老人も,水口町で暮らすことを望まれる全ての住民を指しているのです.その人たちに保健福祉の計画を考え,町全体が「地域ケアシステム」の構築を計るのですから非常に大きな構想です.24時間巡回訪問のヘルプサービスもその構想のなかの1つとして生まれてきたものです.
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