特集 老人の医療と福祉
研究報告
諸外国におけるホームヘルプ・サービスの実状と公衆衛生看護活動における在宅患者ケアーについての検討
内田 靖子
1
,
勝島 喜美
1
,
野澤 園子
1
,
池田 明子
1
1国立公衆衛生院衛生看護学部
pp.39-52
発行日 1970年6月10日
Published Date 1970/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662204697
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I.わが国における家庭看護の現状
最近の疾病構造,年齢構造の変化は老齢者,非伝染性の慢性疾患患者の増加をきたし,従来とは異なった健康上のあらたな問題を提起しており,その需要は今後ますます増大するであろうと考えられる。
老齢者および慢性的疾患患者のケアーについてはより個別的なサービスが,量的にも質的にも必要であることは論ずるまでもなく,看護の側面においてもこれらをふまえての活動が準備されなくてはならない。
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