入門講座 訪問理学療法の基本・4
連携と管理
露木 昭彰
1
Teruaki Tsuyuki
1
1有限会社足柄リハビリテーションサービス結訪問看護ステーション
pp.345-350
発行日 2011年4月15日
Published Date 2011/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551101933
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はじめに
訪問リハビリテーション(以下,訪問リハ)は2000年の介護保険制度開始後,大幅に利用が増加し,急激に普及してきている(図1).介護保険制度により在宅生活を重要視した医療が推進され,訪問看護と同様に訪問リハは医療サービスとしての一翼を担うこととなった.
医療現場ではチーム医療が基本であり,医師,看護師,作業療法士,言語聴覚士,医療ソーシャルワーカーなど多くの医療職が協働している.介護保険制度においても同様にチームアプローチが推奨され,連携の範囲は介護職,福祉職も加わり,多岐に亘る.
本稿では,理学療法を中心とした訪問リハの視点から,医療施設におけるリハビリテーション(以下,リハ)との比較を交えながら,介護保険制度での医療サービスにおける職種連携について私論を述べる.
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