連載 全国の事例や活動に学ぶ
今月の事例 三重県健康危機管理チーム
ガメラ型健康危機管理と「連携」を大切に
田畑 好基
1
,
山口 亮
2
1三重県健康危機管理チーム
2北海道網走保健所
pp.768-769
発行日 2002年10月15日
Published Date 2002/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401902837
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三重県では,平成13年4月に「健康危機管理対策室(以下「室」)」なるものを立ち上げました.感染症対策と食中毒対策を一元化するためです.計10名の構成でした.「でした」と過去形なのは,年度途中のBSE騒動のために獣医師が1人いなくなってしまったからです.室開設記念か神様のいたずらか,平成13年度は思い出深い1年でした.
まず4月に,O 157に汚染された牛タタキが全国的に流通した事件があり,三重県でも販売されていることがわかりました.この時,患者の発生状況と食品の流通経路が容易に照合でき,「室ってけっこう便利かも」と思えるようになりました.
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