特集 理学療法士のキャリアデザイン
理学療法士のキャリアモデル
5.社会起業家として
露木 昭彰
1
Teruaki Tsuyuki
1
1足柄リハビリテーションサービス
pp.414-416
発行日 2012年5月15日
Published Date 2012/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551102279
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はじめに
わが国において理学療法士(以下,PT)の起業は,介護保険制度開始以降,増えてきている.しかし日本理学療法士協会の調査によると,会員のわずか0.1%と未だ少ないのが現状である(表1)1).一方,PTの供給体制が整う中で,医療施設での受容とのバランスが崩れてきたため,PTの活動分野は医療施設以外へと広がろうとしている.そんな中,職能を発揮し,満足のいく仕事がしたいと動き出し,起業を考えているPTも増加している2).そこで本稿では,筆者がPTとして起業し,現在に至るまでの経過を述べていく.
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