Laboratory Practice 〈免疫〉
自己免疫性溶血性貧血の診断―直接クームス試験の考え方
亀崎 豊実
1
1自治医科大学地域医療学センター
pp.365-371
発行日 2014年4月1日
Published Date 2014/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543104244
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はじめに
自己免疫性溶血性貧血(autoimmune hemolytic anemia,AIHA)は,自己の赤血球に反応する抗体によって赤血球が破壊(溶血)されて生じる貧血である.赤血球に反応する抗体を証明することが診断に重要であり,直接クームス(Coombs)試験が最も一般的な赤血球結合IgG(immunoglobulin G)の証明方法である.
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