Japanese
English
今月の特集1 遺伝子関連検査の標準化に向けて
造血器腫瘍関連検査
Molecular diagnosis of hematological malignancies
糸賀 栄
1
,
野村 文夫
2
1千葉大学医学部附属病院検査部
2千葉大学大学院医学研究院分子病態解析学
キーワード:
BCR-ABL1定量
,
慢性骨髄性白血病(CML)
,
IS(international scale)
,
CF(conversion factor)
,
標準物質
Keyword:
BCR-ABL1定量
,
慢性骨髄性白血病(CML)
,
IS(international scale)
,
CF(conversion factor)
,
標準物質
pp.712-719
発行日 2013年7月15日
Published Date 2013/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542103465
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■日本で保険収載されているBCR-ABL1定量検査のAmp-CMLは,IS(international scale)に対応しないため,海外で得られたエビデンスをそのまま診療に用いることができないという欠点がある.しかしながら,ヨーロッパ標準法などのRQ-PCR法との相関は良好で微小残存病変(MRD)の評価に有用である.
■BCR-ABL1定量検査の国際標準化は,CF(conversion factor)によるharmonizationから標準物質によるstandardizationへ移行している.
■BCR-ABL1遺伝子変異はBCR-ABLチロシンキナーゼ阻害剤(TKI)の選択において不可欠な検査となっている.
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