Japanese
English
今月の特集1 遺伝子関連検査の標準化に向けて
固形腫瘍関連検査
Solid tumor associated genetic testing
前川 真人
1
1浜松医科大学医学部臨床検査医学
キーワード:
悪性腫瘍遺伝子検査
,
分子標的治療薬
,
コンパニオン診断
,
上皮成長因子受容体(EGFR)
,
K-ras
,
検体品質管理
Keyword:
悪性腫瘍遺伝子検査
,
分子標的治療薬
,
コンパニオン診断
,
上皮成長因子受容体(EGFR)
,
K-ras
,
検体品質管理
pp.720-725
発行日 2013年7月15日
Published Date 2013/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542103466
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
■悪性腫瘍遺伝子検査などの名目で保険収載され,上限が2,000点となっていたが,2012年度には2,000点の壁は突破した.
■分子標的薬の開発とともに,その薬剤の有効性を予測するためにコンパニオン診断が多く行われるようになってきた.
■代表的なコンパニオン診断としての上皮成長因子受容体(EGFR)とK-rasについても多くの検査法があり,キット化された試薬も開発されてきた.しかしながら,それぞれ感度や特性が異なるため,それらを理解したうえで使用するべきである.
■試料の採取から核酸抽出など分析前因子の重要性も忘れてはならず,日本臨床検査標準協議会(JCCLS)の他,SPIDIAなど海外の情報も参考にして,分析前,分析,分析後の工程をそれぞれ標準化していくことが望まれる.
Copyright © 2013, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.