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あとがき
山田 俊幸
pp.1024
発行日 2012年9月15日
Published Date 2012/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542103149
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本特集の中で,急性の夏型過敏性肺炎の発症は7,8月がピークとの記載があります.この夏,このような病気が流行らなかったことを祈ります.個人的には私も毎年,梅雨から夏にかけて,あちらこちらが痒くなる皮膚疾患?(ちゃんと診断されていない)があり,苦手な季節です.
さて,検体検査が専門の私にとって,当初,肺疾患においては検体検査の出番は少ないというイメージでした.最初に強い印象を持ったのはKL-6でしょうか.その後,サーファクタント関連蛋白,肺胞洗浄液の解析など,続々と魅力あるテーマが登場してきたことを思い出します.しかし,これは私が浅学だったかもしれませんが,本特集にみられるような過敏性肺炎の対応抗原に対する抗体検査がある程度ラインナップされていることは知らずにきました.これらは実際,検査の教科書でみかけることが少ないものです.
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