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あとがき
山田 俊幸
pp.452
発行日 2012年4月15日
Published Date 2012/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542103002
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4月,学期,年度のスタートです.ただし,今後,秋入学を検討する大学が現れ,もし実現,拡大すると,大学だけでなく,義務教育や就業のスタートも秋に変わることが予想されます.心情的には,特に私は雪国の生まれですので,長い冬の後,花咲く季節からスタートするのが日本人には合っているような気がします.しかし,他国の実情との兼ね合いで不都合があることも事実です.今後の成り行きが注目されます.
新学期といえば,新しい印刷のにおいのする教科書や参考書などが揃い,その新鮮さから,その先しばらくの活力がみなぎるような気持ちになったものです.本誌の編集にかかわらせていただくようになってからは,販売前の雑誌を手にすると清清しい気持ちになります.紙文化,それも新しい紙との出会いは格別なものですが,昨今のIT化,リサイクルの発達(コスト意識の向上)で,若い人が新しい紙に接する機会が減っていることが懸念され,残念に思います.
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