病院管理トピックス 栄養
病院給食システム変身の時代,他
最勝寺 重芳
1
Shigeyoshi SAISHOJI
1
1聖マリアンナ医科大学病院栄養部
pp.72-74
発行日 1988年1月1日
Published Date 1988/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541209216
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◆直営か委託かはこれからがレース
病院給食の一部委託が解禁になって1年半になる.病院給食の運営基盤については直営を原則としながらも,規則どおりに行わず巧みに運営してきた病院にとっては何も言うことはない.いつの時代もスレスレの感覚で対処するほうが勝ちであるというのは受け入れ難いが,ともかく一部委託という方法は現状打開に苦しんでいるところの大きな福音かもしれない.いずれにせよ,直営・委託を問わず病院給食の理想像に挑戦し,水準の高い管理システムと治療に効果的で満足度の高い食事提供ができるかどうかがポイントである.これからは直営と委託というこの二つの方法のレースが始まるのである.直営システムが再認識されるか,委託会社のパワーが国民に受け入れられるかは実績にかかっている.
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