病院給食の変貌
病院給食から病院フードサービスへ
最勝寺 重芳
1
Shigeyoshi SAISHOJI
1
1聖マリアンナ医科大学病院栄養部
pp.759-763
発行日 1986年9月1日
Published Date 1986/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541208907
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健康保険本人の医療費10%の自己負担制は,病院経営者側に大きな危機感となって浸透した.それは病院の倒産が相次いだというニュースのせいばかりでなく,構造的にも関連産業をも含めた医療業界のベースダウンが予測されたからにほかならない.
しかしながら,一方病院の増改築や新築増床も行われている.これは企業的発想に基づく営業の観点から求められる病院の変身方向と考えられるし,更に病院経営は技術・サービスの開拓あるいは向上とともに体質改善の時代を迎えた証左とも言えるのである.
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