特集 温食給食
—温食給食の実際・君津中央病院—ホットワゴンの利用
神田 勝夫
1
,
最勝寺 重芳
2
,
森田 千恵子
2
1君津中央病院
2臨床栄養科
pp.27-28
発行日 1970年10月1日
Published Date 1970/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541204114
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われわれが対象とする栄養管理は,少なくとも快感を伴った状態の人ではない.なにかおいしいものが食べたい,とか,‘ちょっと一杯’とかのものではなく,寒冷・炎箸をとわず,食欲に異常を認めるものであることを常に念頭におき,仕事を進めなければならない.これは今さらいうまでもないが,現実に病院における食事は,上記のような考え方からみれば,まず失格に値すると思う.
‘病院給食はおいしくない’という代表者格的な意見のように一般世間に考えられていることは,病院給食を担当している者にとって堪えがたい屈辱であるが,同時に改善へのテーマでもある.
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