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健保における胸内結核入院診療の統計的觀察と,その請求方法への一考察
大村 秀三郞
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1厚生省医務局国立療養所課
pp.11-16
発行日 1953年3月1日
Published Date 1953/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541200612
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1.主旨
健保を基準とする現行社会保険医療に関しては,制度的には医療組織,運営方法,保険財政の編成等に多くの問題が残されていると思われるが,問題の範囲を診療取扱方法に限定して云うならば,(1)診療報酬請求又は支払方法の改善,(2)診療取扱に伴う事務の簡素化の二つが当面の研究課題であろう。
これらの課題も結局は,必要とする妥当な医療費の総額を算定し得て,これに対応し得る保険財政も調達することが出来れば,自ら解決も困難ではなくなる。
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