特集 看護師の役割を今問い直す
アメリカにおけるナースプラクティショナー制度と日本への導入の可能性
草間 朋子
1,2
1大分県立看護科学大学
2日本看護協会
pp.312-316
発行日 2008年4月1日
Published Date 2008/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541101161
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アメリカでは,40年以上前からナースプラクティショナー(以下,NP)の教育,養成が開始され,現在では14万人以上のNPが病院やクリニックなどで,プライマリケアサービスにあたっている.NPは医師と連携・協働し,自律的に患者の診断・治療を行い,現在のアメリカの医療・保健システムを支えている重要な職種である.
保健・医療を取り巻く社会環境が大きく変化している日本においても,政府の規制改革会議が,2007年12月には医療職種の供給体制の再検討の一環として,NPなどの職種の導入の必要性を提案している.また,厚生労働省からは,2007年12月28日付けで,看護職の「医療の補助」業務の拡大の方向性について各都道府県知事宛に通知文書が示された.
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