連載 研修おたく海を渡る・62
ナースプラクティショナー
白井 敬祐
pp.329
発行日 2011年2月10日
Published Date 2011/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402105041
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日本でも,看護師と医師の中間の役割を果たす特定看護師といった新たなポジションが,医師不足の解消策として注目されています.実際アメリカでは,そういった職種は文字通りMid-level(中間レベル)practitionerと総称されています.MD Andersonがんセンターや,ハーバード大学の系列病院では,病院を効率的に回すため,レジデントよりも多くのMid-levelがいるそうです.アメリカでも,もともとは医師不足から生まれたようですが,日本と違い50年近い歴史があります.
当院の血液腫瘍内科にも,骨髄移植専門のナースプラクティショナー(NP)は数人いるのですが,今まで,一緒に働く機会はありませんでした.ですが,がんセンターの外来拡張,患者数の増加をきっかけに新たにNPがリクルートされてきました.主な役割は,外来抗がん剤治療室での副作用対応や,外来での医師の応援です.
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