特集 看護師の役割を今問い直す
専門看護師・認定看護師における現状と課題
廣瀬 千也子
1
1社団法人日本看護協会
pp.307-311
発行日 2008年4月1日
Published Date 2008/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541101160
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1994年,日本看護協会(以下,本会)は専門看護師制度を創設し,その翌年,認定看護師制度を発足させた.現在,専門看護師240人,認定看護師3,383人が医療機関や地域等で活動している.特定の看護分野において卓越した実践能力を有し,継続的に研鑽を積み重ね,職務を果たし,その影響が患者個人に留まらず,看護職や多職種にも及ぶ存在として不可欠な存在となっている.近年の診療報酬改定における一定の評価や,第三者評価の受審等が追い風となり,年々その導入・活用への社会的なニーズは高まっている.
2007年,改正医療法により,「専門性の広告」が看護師にも拡大され「専門看護師9分野」「認定看護師17分野」全分野の広告が可能となった(一部分野名称の変更を経て).本会の資格認定制度が社会的評価を受けた大きな一歩である.
このように発展を遂げてきた専門看護師,認定看護師の就業や定着等,現状や課題について述べる.
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