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第12回「理学療法と作業療法」賞・受賞論文
準入賞:脳卒中後遺症者を中心にした身体障害者更生援護施設における生活時間調査と訓練プログラムの変遷について
Life Activity Studies and Subsequent Changes in Rehabilitation Programming at Aoyama Saiko-en
今寺 忠造
1
,
稲元 浩志
1
,
豊秋 英雄
1
,
真藤 健
1
,
北 秀吉
1
,
大畠 豊
1
,
埴生 知則
2
Chuzo IMADERA
1
,
Hiroshi INAMOTO
1
,
Hideo TOYOAKI
1
,
Takeshi MAFUJI
1
,
Hideyoshi KITA
1
,
Minoru OOHATA
1
,
Tomonori HANYU
2
1重度身体障害者更生援護施設青山彩光苑
2恵寿総合病院脳神経外科
1Aoyama Saiko-en.
2Department of Neurosurgery, Keiju General Hospital.
pp.818-824
発行日 1987年12月15日
Published Date 1987/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518103923
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Ⅰ.初めに
身体障害者更生援護施設は,リハビリテーションの理念をもっとも強くその使命としている社会福祉施設であると言われている.
当施設は社会復帰を目指す訓練の場としての役割を担う目的で,1985年4月に設立された.
設立当初の入所者数がまだ少ない時期に構成した訓練プログラムは,その後入所者数の増加に伴い必然的に変更せざるをえなくなり,理学療法,作業療法の質を落とさずに日常生活の質を高めるプログラムが必要となった.そのため施設生活における質的向上を目指して,今日まで4回のプログラム変更を行ってきた.今回,それらプログラムの変更に伴う脳卒中片麻痺者(以下CVAと略す)の生活時間の変化を調査し,他の疾患群と比較検討するとともに,日常活動量,ADLテスト,ニード(need)などについても,若干の考察を加えて報告する.
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