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講座
障害者の職業問題 3.肢体不自由養護学校高等部卒業生の進路
Vocational Problems of the Disabled Persons. 3. Life Course after graduation from Special High School for the physically handicapped
檜垣 欣吾
1
Kingo HIGAKI
1
1東京都立府中養護学校
1Fuchu Public School for Physically Handicapped Children.
pp.777-784
発行日 1986年11月15日
Published Date 1986/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518103677
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はじめに
図1は8年前に調査した際に全国的に進路を大別したものである.これによると生徒が3年生になって自分の進路を「選択し決定」できる者が全国的には70%,東京都の場合は50%で,残りの者は「選択し決定」すべき進路がなかったことになる.その後の状況は正確に把握できないが後者に当たる生徒が増加していることは衆目の一致するところである.
今回の調査は,過去3カ年間の東京都内の各校,中部地方のA校,関東地方のB校,東北地方のC校の進路状況である(表1).前回の調査と関連させて,おおまかではあるが全国的な傾向がうかがえる対象校と考えられたからである.そして,国際障害者年,身体障害者雇用促進法改正以前の53年(1978年)と比較することによって,学校現場で現在抱えている問題と今後の課題が整理されればと考える.資料は東京都肢体不自由養護学校進路指導委員会でまとめたものである.
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