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講座
手指の障害学(基礎編) 3.手指の障害
Impairments, Disabilities and Handicaps Related to the Hand and Finger. 3. Impairments of the hand
木下 光雄
1
,
阿部 宗昭
1
Mitsuo KINOSHITA
1
,
Muneaki ABE
1
1大阪医科大学整形外科
1Osaka Medical College, Department of Orthopaedic Surgery.
pp.759-766
発行日 1986年11月15日
Published Date 1986/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518103672
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はじめに
手は極めて精妙な運動器官であるとともに鋭敏な感覚器官でもあり,運動機能,知覚機能のいずれが障害されても手指の機能は著しく低下し,時には廃用手に等しい状態に陥ることもある.本稿では骨関節外傷,腱損傷,リウマチによる変形と機能障害について概説し,末梢神経損傷については絞扼性神経障害を主に解説する.この他,手の外科での代表的疾患であるKienbock病,Dupuytren拘縮,Volkmann拘縮についてもその病態を中心に述べ,これらの疾患によってもたらされる手の障害について概説する.
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