Japanese
English
特集 地域における障害者の進路
地方での肢体不自由児養護学校卒業後の進路
Follow-up Study of Graduates from Special School for Crippled Children in Kōchi
江口 壽榮夫
1
,
千田 益生
1
,
越智 信夫
1
Sueo Eguchi
1
,
Masuo Senda
1
,
Nobuo Ochi
1
1高知県立子鹿園
1KOJIKAEN: Kōchi Prefectural Institute for Crippled Children
キーワード:
就職
,
脳性麻痺
,
介護
,
福祉作業所
Keyword:
就職
,
脳性麻痺
,
介護
,
福祉作業所
pp.659-665
発行日 1989年9月10日
Published Date 1989/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552106117
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はじめに
高知県の肢体不自由児養護学校を卒業した生徒の卒業直後の進路と,そして現在どのような生活を送っているかを調査して,彼らの卒業後の状態を知り,その問題点とこれからの肢体不自由児療育に何がなされたらよいのかを探ってみることにした.高知県で該当する学校は高知県立若草養護学校だけであるので,今回はその高等部卒業生(昭和48~62年度)―重症心身障害児施設にある高等部分室は除外―を調査対象としているが,彼らの全員が肢体不自由児施設である高知県立子鹿園での診療を受けているので,その診療録の記録をもとに,若草養護学校の協力による情報,アンケート調査,さらに電話による聞き取り調査などで,平成元年3月時の状態を可及的に把握したものである.そして,その対象者全員とともに,中でも多くを占める脳性麻痺(以下CPと略す)患者について,特に取り出して検討を加えてみる.なお,現在も千田を中心に調査中であるが,その経済状態も含めて別の機会にまとめる予定である.
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