インタビュー PT・OTの素顔
母親のこころで脳性麻痺児の超早期訓練にあたるPT
北村 百江
1
1神奈川県立ゆうかり園
pp.122-123
発行日 1985年2月15日
Published Date 1985/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518103268
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<先生が日本の病院を辞められ,イギリスの病院に勤められたのは何故ですか>
北村私がリハビリ学院を卒業したてのころは,日本のリハビリ医療の普及はまだそれ程でもない時期で,私が勤めた病院でもベテランのマッサージ師の方がおり,そこへ21,2歳の私が一人PTとして入っていって機能訓練をしようと思っても,他のスタッフや患者さんに十分理解されるのは難しかったのです.学院でのリハビリ理念と実際の臨床の場では,かなりギャップがありましてね.そこを辞めて一度ゆっくり考え直そうと思い6カ月位ブラブラしていました.そうしましたら学院の先輩からイギリスの総合病院から求人の話が来ているので行かないかと勧められまして.前々からリハビリの先進国であるヨーロッパ,特にイギリスに憧れていましたし,本場のリハビリを学んでこようと思い,就職する決心をしました.
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