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特集 脳性麻痺等の早期治療・訓練
脳性麻痺等の早期治療・訓練
Early Treatment of Cerebral Palsied Children
藤井 満由美
1
,
粟田 浩敏
1
,
大坪 里美
1
Mayumi HUJII
1
,
Hirotoshi AWATA
1
,
Satomi OTUBO
1
1別府整肢園
1Beppu-Seishi-En.
pp.241-247
発行日 1987年4月15日
Published Date 1987/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518103766
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Ⅰ.はじめに
脳性麻痺(以下CPと略す)に対する機能訓練の必要性は,我が国でも高木ら1)により早くから提唱されていた.しかし,従来の訓練方法2-4)ではおのずと治療効果にも限界があり,治療対象も限られたものであった.
0歳の段階から開始されるいわゆる超早期治療が可能になったのは,Bobath法,Vojta法等の神経生理学的アプローチが導入されてより以降のことである.
我が国では,昭和48年にBobath夫妻が,昭和50年にはVojta博士が相次いで来日し,その治療体系を直接伝えたことを機に,各地で早期治療が積極的に進められ,現在まで数多くの実践を通して,その有効性が報告されている5,6,12).
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