The Japanese Journal of Physical Therapy and Occupational Therapy
Volume 19, Issue 2
(February 1985)
Japanese
English
特集 脳卒中患者のフォローアップ
脳卒中患者の在宅における車椅子使用状況―特に住宅改造との関連について
The Use of Wheelchair by Stroke Patients in Relation to Home Modifications
森本 栄
1
,
山下 隆昭
1
,
小嶋 功
1
,
相良 二朗
2
,
谷合 義旦
1
,
南 久雄
1
Sakae MORIMOTO
1
,
Takaaki YAMASHITA
1
,
Isao OJIMA
1
1兵庫県リハビリテーションセンター
2兵庫県リハビリテーションセンター工業デザイナー
1Hyogo Rehabilitation Center.
pp.89-93
発行日 1985年2月15日
Published Date 1985/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518103259
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Ⅰ.はじめに
脳血管障害による片麻痺患者の車椅子は,歩行の実用性を獲得しえなかった症例に対し,移動の有力な補助手段として処方される.
車椅子は,近年多種多様の型式が開発され,ことに小型軽量化により,駆動,家人の介助,自動卓への格納・運搬等屋内外における使用が容易になった.
しかしわが国の家屋形態,生活環境等車椅子使用上の阻害因子は多く,処方された車椅子が,退院後家庭において実用に供されているか再検討を要する.
今回,当センターで処方した車椅子について,退院後の使用状況を調査し,併せて住宅改造との関連についても検討を加え報告する.
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