インタビュー PT・OTの挑戦
コンピュータを治療・訓練に導入することに力を注ぐ
長尾 哲男
1
1別府リハビリテーションセンター
pp.728-729
発行日 1984年10月15日
Published Date 1984/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518103189
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<先生は現在の別府リハビリセンターに来られる前は,神奈川県総合リハビリセンターに長い間,おられたわけですが,その頃にコンピュータを使い始められたのですか>
長尾 そうです.8年位前,神奈川リハビリセンターで,頸損の人があごで操作する電動車椅子の一号機を何とか完成させようと,リハ・スタッフ全員でハリキッていたんです.その際,どうしてもシミュレーターの必要性を感じました.何故かと言いますと,業者に発注する時,コントローラーの位置ぎめを指示しなければならないのに,我々にはまったく経験がないため,およその位置を決めるデータをとるためのシミュレーターがいるのではないか,と思いました.
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