Japanese
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特集 脳血管障害と補装具
脳血管障害者のアームスリングとスプリント
Application of Arm Slings and Splints for CVA Patients
田村 茂
1
,
松平 洋子
1
,
川合 宏
1
,
斎藤 巖
2
Shigeru TAMURA
1
,
Yohko MATSUHIRA
1
,
Hiroshi KAWAI
1
1富山医科薬科大学付属病院
2田村義肢製作所
1Toyama Medical and Pharmaceutical University Hospital.
pp.379-386
発行日 1984年6月15日
Published Date 1984/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518103104
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Ⅰ.はじめに
片麻痺者の上肢装具としてのアームスリング,スプリントは下肢装具と違い,いまだその位置づけは不安定である.アームスリングについては,その型式以前に,その必要性の是非が論じられ1),ハンドスプリントについても“背側タイプがよい.いや掌側タイプがよい”と論争中であり結論が出ていない.しかし最近,そのスプリントの効果について種々の研究報告がみられ4~7),また,アームスリングについても多面的検討が加えられるようになった9,12).今回,この紙面を借りて現在までに報告されているアームスリングとスプリントを紹介し,その適応と効果について,いささかの考察を加えてみたいと考える.
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