症例報告
進行性筋ジストロフィー症に対する軽量長下肢装具の試み
鈴木 重行
1
,
川村 次郎
2
,
膳 棟造
3
,
陣内 研二
4
,
三原 仁志
5
,
橘 利一
6
1国立神戸病院
2大阪労災病院
3国立療養所刀根山病院
4国立療養所兵庫中央病院
5川村義肢株式会社
6葵義肢製作所
pp.259-261
発行日 1984年4月15日
Published Date 1984/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518103073
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Ⅰ.はじめに
進行性筋ジストロフィー症Duchenne型は,下肢筋力の低下,関節の変形拘縮などの進行により9~10歳前後で歩行不能に陥るが,本邦では野島1)らが開発したバネつき長下肢装具の使用により,歩行期間の延長が図られてきた.
最近我々は,より一層装具を軽くすることを目的として,プラスチックを主材料に用いた軽量装具を試作し,良好な結果を得ているので,装具の構造と臨床経験を報告する.
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