精神科作業療法
治療者会議を経過しながらも外来作業療法で失敗した非定型精神病者の一例報告―精神科作業療法ケース・カンファレンス報告より
大丸 幸
1
,
光崎 清子
1
,
阪本 良男
2
1阪本病院
2阪本精神病理学研究所
pp.316-320
発行日 1981年2月15日
Published Date 1981/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518102356
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Ⅰ.はじめに
当院では週に2回,治療関係者による症例研究が行われる.まず,病者と一番に密接であり,且つ問題処理に直面する看護課より問題提起があり,その後各パートから報告がなされた上で,院長,研究所長がスーパーバイザー兼アドバイザーとして,全体討論が行われる.今回は,その中から再三の治療者会議を経過しながらも,外来作業療法(以下OTと略)で失敗した一例を挙げて考察したい.
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