Japanese
English
特集 ファシリテーション・テクニック(1)
成人片麻痺に対するファシリテーション・テクニック―上肢機能訓練の面から
Facilitation Techniques for Adult Hemiplegia: Especially in Treatment of Hemiplegic Upper Extremity
柴田 澄江
1
Sumie SHIBATA
1
1国立東名古屋病院付属リハビリテーション学院
1School of Physical & Occupational Therapy, Higashi Nagoya Notional Hospital.
pp.325-327
発行日 1979年5月15日
Published Date 1979/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518101902
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
Ⅰ.はじめに
ファシリテーション・テクニックについては当誌に数回とりあげられ,また片麻痺の特集においてもしばしば言及されているのであるが,今回の特集の意図は,ファシリテーション・テクニックについて,「自分はこう考えている」ということを,「なぜ,そう考えているのか」,また他の考え方に対する批判も入れて,ということである.
そこで筆者は作業療法士の立場から,成人片麻痺の上肢機能訓練の面からファシリテーション・テクニックについて,次のように書き進めてみたい.すなわち,現在日本の作業療法部門で,ファシリテーション・テクニックはどの程度,どのようにとり入れられているのか,どのような問題点があるのか,また今後の展望についてなどである.
Copyright © 1979, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.