FORUM フォーラム ふぉーらむ
理学療法士の悩みと喜び―個人病院に勤務して
松尾 国城
1
1愛宕病院
pp.659
発行日 1978年9月15日
Published Date 1978/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518101762
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現在全国で有資格者RPTは2,000名弱であるのに対して,必要とされるRPTは7~8,000名と言われている.この絶対数の不足している現状で,RPTの勤務先をみると,都市部でスタッフの陣容,設備の整った,しかも経営的に悩みの少ない公的医療機関に片寄っている傾向が強い.
一般的に個人病院でRPTを募集しても,なかなか希望者は現われない.特にリハビリ経験豊富な医師が開業する場合,指導者であると同時に良き仕事の理解者であるその医師の魅力にひかれて就職すると言うケースはある.私の場合は,スタッフの充実した前任地の労災病院で長年積んだ経験を,現在の病院に移ってリーダーとしての立場で,存分に力を発揮してみたいと言う抱負からであった.
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