FORUM フォーラム ふぉーらむ
ある会話/上位中枢レベルにおける選択
池田 俊雄
1
,
奈良 勲
2
1水俣市立湯之児リハセンター
2有馬温泉病院
pp.645
発行日 1978年9月15日
Published Date 1978/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518101758
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- 文献概要
今年の正月明けのある日,あるOTとある患者の会話,OT「どうでしたかこの正月は?久しぶりの外泊で良い正月を迎えましたか?」
患者「いやー先生,病院の方が家よりずっといいですよ」OT「どうして?」患者「だって家に帰って2~3日はいいんですけど後は自分の身の回りの事がうまくできないで家族に迷惑をかけるのが気の毒でねー,それに家の中で何もせずじっとしているのはたまりませんよ.家族は皆忙しそうに動き回っているのに,手をわずらわせるのがたまらないんですよ.その点病院はいいですね.そりゃ自分より病気の軽い人,重い人,色々いますけど,でもお互い一生懸命頑張って気がねなく話せるし先生も親身になって下さる.
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