Japanese
English
研究と報告
変形性股関節症の評価と股関節全置換術後の理学療法について
Clinical Evaluation of the Osteoarthritis of a Hip Joint and the Postoperative Physical Therapy of Total Hip Replacement
藤林 英樹
1
,
中田 理恵美
1
,
中野 昭二
2
Hideki FUJIBAYASHI
1
1兵庫県リハビリテーションセンター
2熊本日赤病院
1Hyogo Rehabilitatiom Center
pp.449-454
発行日 1977年6月15日
Published Date 1977/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518101495
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はじめに
近年,人工関節の発展に伴い変形性股関節症に対する股関節全置換術(以下,THRと略す)も広く普及するところとなり,その理学療法のウエイトも増してきた.
変形性股関節症は,その病態が複雑に絡み合うため,きめ細かい評価が必要である.それ故,この疾患に対するTHRの術前後の評価にも我々の新評価表を使用している.
当センターでは45年より行なわれてきたTHRは,51年6月現在116名(女性105名,男性11名)で143関節に及んでいる.このうち,変形性股関節症者は75名であった.
代表的な人工関節として,Mckee-Farrar,Charnley,Charnley-Muller.,Weber等のタイプがある.今までに,当センターで行なわれたものはMckee-Farrar. Charnley. Charnley-Mullerであるが,現在ではCharnley-Muller型を使用している.
こゝに,本疾患に対する我々の評価法を述べると共に,THRの術後の理学療法についてその内容を報告する.
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